Webデザイナーはなんでも屋なのか?

いろいろさせられるイメージ
Webデザイナーとして入社したはずなのに、なんかいろいろさせられるってことあると思います。

そこで今回はWebデザイナーはなんでも屋なのか?拒否する事はできるのか?などについて書いてみます。

社内WEBデザイナーは何でもさせられがち

私は1年2ヶ月ほど社内WEBデザイナーとして働いていた経験があるのだが、その会社はWEBデザイナーが一人とDTPデザイナーが1人という体制で仕事を行っていたため、デザインに関わる仕事は持ちつ持たれつでやっていた。

例えば新製品のWebサイトの公開が迫っていてそこに必要なイラストが欲しい時にはDTPのデザイナーにイラストを作ってもらったりした。逆に社内紙の印刷後にミスが見つかって訂正のシールを貼り付ける作業を手伝ったり、パッケージデザインの文言差し替えなど簡単な修正などは出来たので手伝ったりしていた。

社内の人でシステムに詳しい人などは自分のやりたいことをWebチームに依頼してくることが多いので、Webデザイナーと言えどもこういった要求に答えるためにいろいろ知っておく必要がある。例えば問い合わせフォームを作って欲しいとか、Webで簡単なアンケートを作って欲しいとか、そういったちょっとしたシステム組み込みに関してはWEBデザイナーの守備範囲となりがちで、オープンソースのCGIの設置ぐらいは出来るようになっておきたい。

あまりに複雑なことを言われるとかなり困ってしまって、一日がかりの仕事になってしまったりもするが、他に出来る人がいないときにはやるしか無いのが社内WEBデザイナーの辛いところ。本当に無理な場合は自分が窓口になって外に頼むこともある。

システム開発会社のWebデザイナーも何でもやることがある

システム開発会社のWEBデザイナーはWebシステムのデザインを作る仕事なのだが大体の場合、メインはシステム側であり、ウェブデザインなどはおまけの要素が強いので他の社員がガッツリ仕事をしている時に手が空いたりする。

そんな時に他の仕事をさせられることがあり、私の場合は週に一度のサイトメンテナンス作業のない日にはひたすらハガキで届いた手書きの住所をCSVデータにする仕事をしていた時がある。

これはシステム開発の案件でCSVデータを使ったビッグデータ活用を提案する時に使うものだと言われていたが正直一日に1000枚とか入力する仕事はバイトみたいな仕事でただただ辛かったのを覚えている。

でかい仕事の布石として取ってきたデータ入力の仕事だと言っていたが結局受注できないというくたびれ儲けであった。

派遣社員の場合、契約にない仕事はやらなくていい

アルバイトの場合や正社員の場合は会社の命令した仕事はこなす必要があるのだが派遣社員の場合、最初に契約があり、Webデザインと全く関係ない仕事の割合などが明記されている。大体Webデザインが9割でその他雑用1割などの契約になっているので一週間のうち3日とか連続で雑用が続くようなことはまず無い。

もしも契約の内容と違う仕事ばかりさせられている場合は派遣会社に相談すれば対応してくれるだろう。

ただ、問題は派遣先の会社にWebデザインの仕事があまりない場合である。

私の場合、派遣先の企業が印刷メインの会社であり、Webの案件はあるが基本的に少なく内部でやるべき仕事がほとんどなかった。そのため、一ヶ月連続で仕事がほぼないという状態が続き、期末の繁忙期が終わったタイミングで契約打ち切りとなってしまった。
印刷の仕事を手伝えればいいのだがそちらは正社員の人の仕事なのであまりでしゃばって仕事をとってしまうことになってもややこしい…ということで全然手伝えずだった。

派遣社員で入社する時はWebの仕事が安定して続きそうなのか?もチェックしておきたい。ただ、正直Webデザインを派遣社員にやらせるような会社は正社員として雇うほどではないけど必要な時があるから派遣社員でカバーってところがほとんどなので長期就労は難しいかもしれない。いつでも別の会社に行けるように技術面をしっかりと磨いておく必要があると言える。

なんでもやります!と言ってたらライターみたいになった件

今の会社では派遣社員でやっているのだが、前みたいに何も仕事がない時期が1ヶ月も続くみたいなめちゃくちゃ暇な状態にならないようにノーと言わないようにして、いろいろ提案をし続けてきた。するとWebサイトを大きくするためにコンテンツが必要だということになり、そのコンテンツも私が作ることになった。正直WEBデザイナーの範疇を完全超えてライターである。

今の仕事の半分ぐらいはコンテンツ作成のため、検索上位にいるライバルサイトをチェックしてどういうコンテンツを作ればユーザーが満足するのかなどを調べている。これはWebデザイナーなのか?と自問自答しながらやっているが何も仕事が無いよりはましかと自分を納得させている…。

ただ、門外漢な人間がサイトを作るために調べる作業は想像以上に疲れる作業で、毎日ライターって大変だなと実感している…。自分の興味があることだったらこのブログのように別に誰に指示されるわけでもないのにちゃんとコンテンツを作ることが出来るのだが…。

今は更に社内の人にクチコミ情報やちょっとしたコンテンツなどを依頼してそれをサイトに合わせて添削したりする仕事もやっているがクォリティが低すぎてこれもまた消耗する業務になっている…。

多分、次の契約更新の時に会社の人に相談して誰か引き継ぎ要員を用意してもらって辞めるかもしれない。それぐらいWebの仕事から離れてしまっているように感じる。

Webデザイナーはなんでも屋なのか?まとめ

Webデザイナーという専門職として仕事をしようと思っても、どデカイ制作会社とかじゃない限りそんなにWebデザインの仕事ばかりあるわけではない。

なので私は10年以上Webの仕事をしてきたがWebデザインじゃない仕事も5割ぐらいはやっているし、厳密に言うと8割ぐらいウェブデザインじゃない仕事をやっているような気すらする。

Webデザインしかしたくないと言うなら会社員ではなく、フリーランスでウェブデザイナーをするのがおすすめだ。フリーならいろいろな会社のウェブデザイン案件だけをやればよいのでWebデザインじゃない仕事は引き受けなければ良いだけである。

会社の場合は利益を追求する必要があるためWebデザインよりも儲かる仕事があったらそちらを優先する事があるがフリーランスなら自分の納得できない仕事はやらないという選択肢がある。

ランサーズやクラウドワークスのコンペ案件にひたすら応募する根気は必要ではあるが。

感謝→Amazonの履歴を御覧いただきありがとうございます。収益はサイト運営に大切に使わせていただきます。

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