プログラミングなんて出来なくても全く問題ない!

プログラミングがわからない人

最近、プログラミングを学ばないと将来生活出来なくなるとか、義務教育でプログラミングが必修になるとかで結構プログラミングを勉強しないとまずいんじゃないか?と思っている人が多そうなので元プログラマーの私がプログラミングについて書いてみることにする。

プログラミングがわからないSEもウェブディレクターもたくさんいる

SE(システムエンジニア)とかWebディレクターはプログラミングがわからないとなれないんじゃないか?と思っている人がたくさんいると思うけどぶっちゃけプログラミングなんて勉強しなくてもなれる

SEに資格なんていらないし、WEBディレクターとかも特に免許制度はない

そのため、新卒でSEになったり、異業種からWebディレクターに転職したりすることもよくある話だ。

基本的にSEの仕事はお客さんから実装したいシステムの内容をヒアリングしてそれを頭の中で組み立てて設計書を書く仕事であり、細かい部分はその設計書を実装するプログラマーが考えて作る。なので基本的にSEがプログラムをコーディングすることはない

WEBディレクターに関しても同じようなもので、クライアントからどういったサイトを作りたいのかを聞き出して希望に沿ったサイトを設計する。WEBディレクターも何年かやってきたが基本的な仕事内容はヒアリングした内容でワイヤーフレームを書くこととスケジュール管理
細かいデザインはデザイナーに仕事をふるし、コーディングはコーダーとかフロントエンドエンジニアがやってくれる。

正直、SEとかWEBディレクターは上流工程と呼ばれる設計が主な仕事であり、どちらかと言うとクライアントの思い描く物をちゃんとした設計図に出来るかどうかが仕事内容で一番重要な部分となる。なのでプログラミングの知識よりもコミュニケーション能力の方が圧倒的に必要になる。

プログラミングは勉強したからと言ってそう簡単に習得できない

正直、プログラミングを身につけるには適性が必要だと思っている。

プログラミングはスポーツなどと同じで出来ない人にはどうしても出来ないことだと思う。跳び箱が飛べない人はどう頑張っても飛べないが、センスがある人は一発で飛べる。プログラミングというのもそういう部分があると思う。

確かにある程度の領域までは誰でも勉強すれば使えるようにはなる。センスがある人が1日で出来ることを一週間かけて出来るようになるレベルまでは行けると思っている。
絵などと同じで画家レベルまではセンスでしか到達出来ないかもしれないけど基本さえ出来ればそれなりにイラストを書くぐらいのレベルまで到達するのだ。

私は絶望的にプログラミングセンスのないカスプログラマーだったので、人の10倍の時間をかけてプログラマーの仕事をしていたが、単価の安い納期がそれほど厳しくない仕事ならそんなカスプログラマーでも出来る。

ただ、割と納期が厳しくて高度なシステム、例えばRDBを使って冗長なコードを書くこと無く、処理時間を出来るだけ抑えたような複雑なことをするようなシステムは無理。

私がやっていたのはすでに出来上がったシステムに新機能を追加する(他のコードからコピペして)とかAPIを組み込むぐらいの簡単なのばっかり。一からコード書くような仕事はまず出来なかった。

プログラマーでもピンからキリまでいて、底辺プログラマーはコピペだけで生きている

私はなんとか頑張ってプログラマーとしてお給料をもらえるレベルまでは到達できたけど、正直そこまで行けないところでプログラミングの勉強を諦めてしまう人などいくらでもいる。
前勤めていたシステム開発会社で同期入社で入った人もOJTでのプログラミングの勉強中に教師になるとか言って辞めていったし、インターンできた女の子も結局逃げていった。

プログラミングってのは勉強しないと身につかないけど勉強しても理解できない人間なんていくらでもいるのである。

プログラミングを全く知らないSEやWebディレクター、システム開発会社の営業は地雷

SEもWEBディレクターもプログラミングを全く知らなくてもなれる。ただ、こういう人は案件を炎上させやすい危険性を抱えている。

システムを一から開発したことのない人が工数管理をするとどの部分がどのくらい実装するのに時間がかかるかよくわかっていないためスケジュールがきっつきつになる事が多い。

プログラミングをわかってる人間ならスムーズに行けばこのくらいとかこの部分はハマりやすいし、仕様変更が有った場合のことも考えて日数を多めにとっとこうとか、メンバーを多めに確保しておこうとか考えることが出来る。

スケジュール管理もどこまでに仕様を固めてどこまでに素材が必要とかマイルストーンと呼ばれる期間を決めてないと素材も仕様も固まらないのに納期だけは決まっているという状態で、もはや徹夜し続けて対応しなければ間に合わないという状況に追い込まれたりする。

ちゃんとしたSEやディレクターなら、こういう実装が何日かかるのでいつまでに素材が無いと間に合わないし、納期延長するか、特急料金で通常の2倍の費用をいただくというようなことを言える。プログラミングのことがわからないSEやディレクターは出来るのか出来ないのかわからないのでとりあえずクライアントの言いなりになるしか無い…。

そうなってくると、プログラマーやフロントエンドエンジニア、デザイナーなどの負担が増し、赤字の予算なのに徹夜で働くという地獄のようなデスマーチが生まれるのである。

プログラミングなんて出来なくても問題ないのまとめ

正直、プログラミングに全くかかわらない仕事をしている人ならプログラミングなんて出来なくても全く問題ない。今は便利なソフトがたくさんあるし、Webサービスもたくさんいいのが出てきてるのでホームページ作りたいならWixとかJimdoとかを使えばいい。

ただ、プログラミングに関わる仕事をしているならプログラミングのことを知っておくとちょっとしたシステムなら自分で作れるようになるし、エクセルのマクロ組んだりして仕事がとても楽になったりする

また、プログラマーに仕事を頼む時とかもボッタクられたりしなくなる。プログラミング全然知らない人にはとりあえずボッタクリ料金を提示するプログラマーなんていくらでもいるし、プログラミング全然知らない人はそのボッタクリ価格で仕事を発注せざるを得なかったりする…。(私がシステム開発の会社にいた時も、しょうもないjQueryのプラグイン実装だけで5万とか簡単に取れた。1時間あれば出来上がるレベルなのでボッタクリ感ハンパないけど普通に払ってくれていた。)

以上のことをまとめると、プログラミングなんて別に知らなくても何の問題もなく生きていけるけど、知っていたら色々と有利なのでプログラミングを勉強するのはおすすめって話でした。

私が30歳過ぎてから3年も自営業でほぼ遊んでいたのに34歳で急に派遣社員とは言え就職活動を始めて一発目でちゃんとした会社に入社できたり、その仕事を半年以下でクビになったものの2ヶ月で新しい会社に在宅勤務でという楽勝な条件で1社目よりも時給アップして働けるようになったのもプログラミングが出来るからだ。そうじゃなかったらこんなおっさん時給1000円のアルバイトすら不採用だわ。

本当にプログラミングやってて良かったなぁと言うのが今の実感。プログラミングを使いこなせなくても余裕で食っていけるのでプログラミングの勉強ってのは相当コスパ高い勉強だと思う。

参考自宅にいながら1時間でプログラミング基礎を習得


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