【体験談】Webディレクターという仕事をやってみてわかったこと
今回は俺が最後にしてた仕事についてちょっと書いてみる。
去年の今頃はウェブディレクターとして働いていたのだがこのウェブディレクターってのはホントにただただ精神を削るだけの仕事で何も面白くなかった。
まぁ面白いと判断できるほどの場所まで行ってなかったのかもしれないがあの仕事を続けていると俺みたいな精神的に脆い奴はぶっ潰れる可能性がめちゃめちゃ高かったなと思える。
ウェブディレクターの仕事
どんな仕事かと言うとクライアントは老舗のデパート関連企業で日本中に店があるような会社。その会社のやってる保険事業とかインテリアコーディネート事業のサイトリニューアル案件なんだがまず会議が多すぎ。
色んな偉い人がいっぱい出てきてこれがやりたいとかここをこうしろとか言いたい放題。
その予算ではこれは出来ませんよとかここを変えるには全部変えなきゃダメですよとか言ってあげるのがウェブディレクター。
まぁいろんなことを言われるわけで出来るかどうかもよくわからないから持ち帰りますって言うけど結局どう考えても予算的に無理だしそんなサイト作っても誰が見るんだよ?今どきフラッシュのトップページって古すぎるやろ?とか思いながらサンプルを作って持っていく。
まぁ予算が無理ってのと納期的に無理ということを伝えてうまく却下して要件定義を詰めて行く。
マイルストーンを決めてここまでに素材がないと間に合いませんよと伝える。
それから社内の人間の調整をしてコーダーとかデザイナーを手配。
かなりスケジュールに余裕を持っても最終的にぎりぎりになるのがウェブ制作というもので最後の最後まで気が抜けない。
そんな案件を何件かやって俺はもうウェブディレクションを全力で拒否。デザイナーとかコーダーから文句を言われ、クライアントからは値引き交渉をされ、無茶苦茶などんでん返しを食らわせれ。ちょっとでもミスがあるとボロカスに攻撃されて安月給。
割に合わん。
ウェブデザイナーでコーダーというポジションなら結構な長時間労働で給料も安いけど精神的にボロボロにはならない。
ウェブディレクターは精神的に死ぬほどタフな人間のための崇高な仕事やね。
ウェブディレクターになりたいなら簡単になれる
とまあ愚痴ばっかり書いてしまったけどウェブディレクターってのはスケジュール管理とか人員の調整とかサイトの設計がメインの仕事だからプログラミングかけなくても出来る仕事で営業とか販売とかの仕事からも転職しやすい仕事。
やる気さえあればウェブディレクターになるのは簡単。
ただし、システムの裏側をわかってないのにスケジュール管理なんか出来るわけがない。
自称ウェブディレクターになるのは簡単だけど臨機応変なスケジュール変更が出来るレベルになるためには案件を10個程度は炎上させる。昼も夜も無いような働き方を2年以上は我慢出来る体力と精神力が求められると言っておきたい。
ウェブディレクターになるまでに経験しておきたいスキルはコーダー、ウェブデザイナー、プログラマーといったスキル。全部やっておきたいところだが無理な場合はとりあえずウェブデザイナーを1年以上やっておいて欲しい。最初からウェブディレクターでは裏側のシステムが全くわからないから。
指示する立場なのにウェブデザイナーに「は?こいつ何言ってんだ?」と思われ最終的に「あいつ何もわかってねえな」ってなめられることになる。
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