プログラマーは超楽な仕事なのか?
IT業界を経験していない人達から見たプログラマーのイメージというのは椅子に座って一日中画面を見てキーボードを叩いているだけで特にしんどいことをしていない楽な仕事に見えていたりする。
そこでちょっとプログラマーの仕事を紹介しておこうと思う。
プログラマーはこういうところが楽だ!
まずはプログラマーが楽ってところを紹介する。
プログラマーは肉体労働ではないので楽
これに関しては皆さんの想像通りプログラマーは肉体労働ではないので筋肉的に考えると楽である。
工事現場とかの場合、夏は塩を舐めながら休憩時間には水をがぶ飲みしなければならないがプログラマーはエアコンのきいた室内でキーボードを押すぐらいしか動いていないのでそりゃ比べようもなく楽だと言える。
工事現場の仕事を徹夜でやろうとか思うともうヘロヘロになってきて握力もなくなるし動けなくなる。肉体労働で徹夜はほぼ不可能なのだがプログラマーは肉体労働ではないので徹夜作業も出来てしまったりする。
ということで肉体的にはプログラマーは全然しんどくない。
プログラマーは勤怠が楽
プログラマーは夜型の人が多くて朝弱い。そのため始業時間が9時30分とかだったとしてもその時間に来ることは殆ど無い。
大体の人が10時ぐらいに来るし、なんなら11時とか極端な人は夕方16時ぐらいに出社したりする。フレックスタイム制ではないにも関わらず…。
ただ、納期にちゃんと間に合えばそんな出社時間でも特に大きな問題は起こらず、リモートで自宅とパソコンを繋いで作業したりすることもある。
ということで寝坊してしまう人にとってはプログラマーはとても楽に感じるだろう。
プログラマーは転職が楽
プログラマーはとにかく人手不足なので引く手あまたとなっている。
もしも会社が潰れても潰しの効く言語(LAMP)をマスターしていて実績があるのなら即、他の会社に転職することが可能である。
ヘッドハンティングも盛んで勢いのあるソーシャルゲーム会社などは凄腕プログラマーに年収数千万払ったりすることもある。
私の場合もJavascriptをそれなりに使えたこともあり、ブラック企業をバックレて一週間で次の会社を見つけることが出来た。今の時代、いろいろな国家資格よりもプログラミング技術のほうが使えるスキルだと感じる。
プログラマーは楽ではないと言えるところ
楽なところがあればしんどいところもある。そんなところも紹介しておこう。
プログラマーは理解されない
プログラマーは頭脳労働なのでパフォーマンスが上がる時間帯に作業をしたほうが圧倒的に早く仕事が進む。
眠いのに午後の時間帯にコードを書いてもスペリングをミスタイプしたり、頭が働かなくて何度も同じミスをしてバグを産んでしまう可能性がある。寝ぼけながらやってると同じ文字を「ああああああああああああああああああ」って打ち続けていることもある。
なので自分が一番パフォーマンスが上がっている時間帯にやるのがとても効率が良い。その時間帯が人によってはみんなが帰った就業後だったりする。人がいないほうが話しかけられないので集中できるというのもある。
そのためみんなが20時とか21時とかに帰った後、23時までやっていたりする。なんなら夕方16時に来る人なんて朝6時ぐらいまでやって家に帰ったりしていた。
普通の人にはこういう働き方は理解できないのであの人なんでみんな朝9時に出社しているのに一人だけ11時に来るの?おかしくない?と思われたりする。
他にもプログラミングなんて画面見てキーボード叩くだけだからなんでも簡単なんだろうと言うようなことを思われていたりする。
会社のちょっとしたシステムなんて1日あれば作れるでしょ?とか考えていたりするのが普通で、どれだけデバッグが面倒なのかとか全然知らない。難しさが伝わらないのはとても辛い。
客もプログラミングの難しさを把握していないので、ほぼ完成間近という段階で仕様変更を言ってきたりする。なぜ最初にそれを言わなかったんだよ!ってことばかりで無駄に仕事が増えることもしばしば。
コミュニケーションの部分における辛さはプログラマーの辛さの大半を占めると思う。どれぐらい辛いかというとパソコンディスプレイを頭突きでぶっ壊してキーボート叩き割りたくなるレベル(心のなかでは何度もやってる)。
椅子に座り続けていれば体はボロボロになる
肉体労働ではなくて筋肉を使わない仕事だから楽だろうと思うかもしれない。
確かに1日とか1週間とかの短期間で考えると楽かもしれない。ただ、何ヶ月も何年も朝から晩まで毎日椅子に座り続けていると体がボロボロになっていく。
同じ体勢を取り続けることにより軟骨が徐々に固まり、潰れていきヘルニアになる可能性が高まる。
長年プログラマーをやっている人はまず腰に爆弾を抱えている人が相当多い。マッサージを受けないと会社に来れないって人もいる。調子が悪くなると寝たきりになってしまったりする。
それ以外にも毎日動かず座り続けていることにより運動不足に陥り、生活習慣病になるリスクが高まる。忙しい時は何ヶ月も連続で会社に行き、仕事をし続ける必要があったりして運動したくても時間が全くない。
ご飯に行く時間も取れないため必然的に近くのファストフード店やコンビニ弁当ばかりになり栄養が偏るのも大きい。私も一週間連続会社に泊まり込んだ時は最後の方お腹が空いたら引き出しに大量ストックしてあるカロリーメイトを食うだけのものすごい食生活になっていた…。
プログラマーは楽な仕事?のまとめ
まとめるとプログラマーは楽な部分もあるし、きついところもあるということ。
一つ言える事があるとしたらプログラマーという仕事ほど適性が重要な仕事はないんじゃないかということだ。
一般人からすると正規表現一つとってもわからない人には頭が爆発するぐらい意味がわからないことだし、RDBの構造を把握したり、前のプログラマーが作ったソースコードを解読するのも頭がおかしくなる。(謎のバグのせいでプログラムが動かなくなると一晩中原因究明する必要があることも)
案件によって使う言語が違う事が多いのでPHPでしかプログラミングしたことない人はJAVAの案件にアサインされたらまた勉強し直したりする必要がある。ACCESSを使ったり、ASP.NETをつかったり、WindowsServer、Oracleといくらでも言語は存在する。(一つ知っていればだいたいやることは同じだが)
ということでプログラミングが得意な人にとってはプログラマーは超楽な仕事で、それ以外やる気が起きないぐらい最高の仕事だけど、プログラミングが苦手な人にとっては拷問に近いきつい仕事となるだろう。
だから常にプログラマーは人手不足で高給で流動性の高い仕事となっているのである。
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