【簡単なの?】仕事歴10年目が語るWebデザイナーの仕事内容
Webデザイナーって響きはかっこいいけどぶっちゃけ何の仕事してるの?って思う人が多そうなのでWebデザイナーなどを8年やってきた私の視点で説明してみる。
Webデザイナーと言っても色々
Webデザイナーの仕事は非常に多岐にわたる。なのでWebデザイナーと言っても本当に何をメインでやってるのか実態はかなり不明確。
Webデザイナーの仕事を列挙してみると、
- フォトショップやイラストレーターでのデザイン
- デザインデータのコーディング
- JavaScriptなどでの動きの作成
- WordPressなどの構築
- htaccessなどの設定
- サイトの運用・更新作業
などがある。
1つずつ解説していこう。
フォトショップやイラストレーターでのデザイン
恐らく一番思い浮かべるのがこれ。
デザイナーっていうんだからデザインしてなんぼだろうと。
ただ、最近は分業化が進むのが当たり前の時代でデザイン専門のスタッフがいたり、デザインデータは支給される場合が多い。デザインのみ外注化ということもよくある。
デザインからコーディング、運用まで全部ワンストップでするのはフリーランスのウェブデザイナーぐらいなんじゃないかというぐらいWeb制作会社では分業化が進んでいる。
フォトショップやイラストレーターでのデザインがしたければグラフィックデザイナーの多いWeb制作会社を探すのをおすすめする。
デザインがしたいと入社してもデザインをやらせてもらえる機会が少なかったりして成長できないこともあるから。
あと、こういった見た目のデザインをやりたいならWebデザイナーのスクールに入っても学ぶことはない。どちらかと言うと美大とかDTPのデザイナーを養成している専門学校の方がちゃんとしたことが学べるだろう。
デザインデータのコーディング
多分一番この仕事が多い。
素人の人はドリームウィーバーを使った構築をするんでしょ?と言うような事を考えたりしているがWebデザイン歴が長い人間ほどテキストエディタを使う。何故か?軽いから。ドリームウィーバーを立ち上げる時間が勿体無い。
私の場合はVS Codeというテキストエディタを使っているがAtomや秀丸なども有名。
私は素人がいちゃもんつけやすく修正が多くて嫌になるデザインよりもコーディングの方が性に合っているのでコーディングが一番好き。
コーディングの面白さはシンプルでキレイなソースで複雑なデザインを実装できた時の気持ちよさ。dlで組めたとかなんか自分の中での小さなガッツポーズがある。誰にも見てもらえないし評価してもらえない部分だがこだわれる。
コーディングの勉強方法はとにかくたくさんのサイトのソースを見ること。「ここはこうやって組んでるのか」とか「この組み方はおかしいだろ」って言うようなことを見ているだけで勉強になる。
最近はブラウザに標準でソース解析が搭載されているのでやりやすい。私はよくWebディベロッパーという解析ツールを使う。
JavaScriptなどでの動きの作成
これに関してはプログラマーに外注することもある。ただ、最近はjQueryなどのJavaScriptライブラリの発達によって非常に簡単に動きを実装することができるようになっている。
ちょっとしたカルーセルやアコーディオン、スムーズスクロールなどの動きはWebデザイナーのコーディングの範囲として捉えられているのが実状。
私は元々プログラマーをやったりしていたのでJavaScriptの実装ぐらいは出来るので割とやっていた。ぶっちゃけこだわりの動きが実装できるので好きだった。スクロールするとボヨンっと現れる要素などなんか楽しくてめっちゃこだわって作ったりしてた。
こういう動きの部分というのはあまりいじれる人が多くないので出来ると割と重宝されるので勉強して出来るようになっておくべき。
jQueryのサンプルソースで勉強することも大事だがJavaScriptの基礎をバッチリにしておかないとどこでミスって動かないのかがわからないのでその部分についてはとほほのサイトをみて勉強しておこう。
WordPressなどの構築
HTMLで組んだサイトをCMSに組み込む作業も最近ではWebデザイナーの守備範囲になっている。
WordPressが一番多いがECキューブとかMovableType、ドゥルーパルやJoomlaなどのCMSに出会うこともしばしば。。。
私の場合は全部独学で習得出来たので多分誰でも色々グーグルで検索すれば使えるようになる。
PHPで作られてるCMSはPHPの知識があったほうがいいが無くてもどうにかなる世界。
データベースとかもSQLの知識があったほうがいいけど今は高性能なソフトが大体サーバーにインストールされているので知識がなくてもダンプファイルを扱えたり出来るので勉強する必要性を感じない。
(バックアップをきちんと残しておくとかGREPツールの使い方を知っておくとかの方が大事)
htaccessなどの設定
これはサーバーの設定をしなくても簡単にパスワードで保護されたディレクトリを作成したり301の転送をかけたり出来るとても便利な技術。
この設定を使いこなせばPHPの設定なんかも変更できたりしてサイトを運用する上でとても役に立つ。
例えばCMSを使っていなくてもフッターやヘッダーをPHPのインクルードファイルにできて何百ページも修正が入っても一瞬で作業完了したりする。クライアントには全ページ手作業でやりましたって言って結構な作業費を請求できたりしてかなり美味しいw
これに関しても勉強するほどのことではなくてやりたいことをグーグルで検索してソースをコピーして使えばいい。使いこなせると本当にサイト運用が楽になる技術。
サイトの運用・更新作業
これもとても多い仕事。
サイトは作って終わりの仕事ではなく運用してアクセス解析を行いそれを元に細かい修正を何度も行ったりするのが普通。
キャンペーンサイトでも毎週新しいイベントを掲載する等で更新作業がかなり頻繁に行われることがある。
アンケートの集計やキャンペーンのデータ管理なども任されるケースがあったりする。
そのサイトに最初から関わっていればサイト構造とか把握していてどこを変えればどこが修正できるなどわかるのだが構築は全部外部に委託して更新作業だけやる場合、最初のうちかなり辛い。どこを修正すればよいのかよくわからないことがあるからである。
でも自分の作ったサイトが上手く集客できているのか?とかアクセス解析までやっている場合新聞広告の効果とかまで全部見えるので楽しい。
Webデザイナーの仕事紹介まとめ
上に書いた仕事だけでなく他にも本当にいろいろな仕事があってコンペに参加したり規模が大きな案件の場合他の制作会社に仕事を依頼したりすることもあるし、新規の仕事を取るために割に合わないバナー作成を受注したり、手書きのハガキを全部パソコンに入力する作業やら本当にインターネット何でも屋さんみたいな感じになったりする。
それでも何かを作る仕事というのは楽しく、こんなの絶対無理だろって言う仕事が出来た時の気持ちよさは他に代えがたい仕事でもある。
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