ワードプレスのバージョンアップでトラブル…
最近それほど仕事が多くはないので基本暇なのであるがたまにある仕事がとにかくトラブル…。
今回はワードプレスのバージョンアップの案件でトラブった話をまとめておく。
Trust Formの修正から始まる
WordPressのプラグインでTrust Formというのがあるのだが既に更新が終わっており、サポートも終了して脆弱性も発見されている。そんな古くてやばいプラグインを使っているサイトの修正依頼があり、こういう状況ですと報告したものの使い続けるということなのでフォームの編集画面から編集しようとする。
しかし、バグって全然更新できない状態となっている…。何が原因化分からないが更新も止まっているプラグインを直すよりも普通に今人気のMW WP Formにする方が安全だし多分実装早いですとクライアントに言ってみる。あとサーバーのPHPのバージョンが古すぎてWordPressが4.7からアップデート出来ませんというのも伝える。
今のWordPressは6.4である流石に4系は古すぎるしサポートも終わっているPHPを使い続けてると攻撃でえらい目に遭いそうなので警告しておいたわけである。
このクライアントは公的機関なので攻撃される可能性は結構高いし、やられた場合にかなり影響範囲が大きい。うちの会社で受けてる仕事でもかなり大きめの会社のサイト。
PHPのバージョンはすぐに上げれた
サーバーのデータのバックアップは全て取り終わり、テスト環境で最新版のPHPでも動くことを確認した後、指定の時間にPHPのバージョンアップを実行。
GMOのサーバーの管理画面から簡単にバージョンアップ出来るので実行すると全く問題なく動いた。PHPのバージョンが上がればWordPressのバージョンアップも可能ということで早速バージョンアップを実行。
全く問題なく6.4にバージョンアップ出来たように見えた。
色々とチェックして正常に動いているということを確認後、先方へ報告し、今回Trust FormからMW WP Formに変更した箇所を確認していた。
そこで気づいたのがWordPressのバージョンアップが出来てないということ。4.7のままになってる事に気づいてやべぇ…もう先方へ報告しちゃった…早くバージョンアップせねば…とアップデートボタンをクリック…。
これが悲劇の始まりだった…。
進まないアップデート
ボタンを押した瞬間フリーズしたかのように動きが止まる…。画面には最新版のWordPressをダウンロードしていますというような案内が出ているがかれこれ5分ほど動かない。
通常のアップデート作業の場合、ダウンロードなど30秒もかからないぐらいで終わるので5分とか恐怖の時間でしか無い。なんか嫌な予感しかしなくてだんだん動悸が激しくなる…。
これはやばい…WordPressが死んで一からやり直しする必要があるかもしれん…そうなったら膨大なデータを上げ直す必要があるかもしれないし、その間サイトが完全に表示できなくなるのでクレームが殺到するかもしれん…数時間で作業が終わればいいがWordPressの再インストールがうまく行かなければ家に帰れないかも…。
みたいな嫌なイメージが続く…。
するとやっとダウンロードが終わって案内が進んだ。
おぉ!やったか?と思ったら次はメンテナンスモード実行中…のあとのファイルの更新中ですってところで止まる…。
10分ぐらいこの状態で止まってもう冷や汗しか出ない。動悸はこれまで経験した中でもトップクラスの心拍数となり酸欠になりかけている。手の震えはもちろん止まらない。
そしてついに上司が今メンテナンスモードになっててサイトの確認が出来ないんだけど…って言ってきた。
うん、それは存じ上げている…。
しょうがないので震える声でなんかさっき更新できてなかったみたいで更新ボタン押したらこんな状態ですとそんなに重大な問題ではないですよ、すぐ終わる作業ですよみたいな雰囲気を出してみる。
もう15分以上ファイルの更新が続いている…何だこれは?ただ、ここで焦ってPCを触ると余計に負荷がかかってやばい可能性が高いので心を無にして神に祈り続ける。
ここで完全にお亡くなりになった場合どういう作業が必要なのかを考えていたが、上司もこれサーバーの再起動すれば直るんじゃない?とか言い出して再起動しようとし始める。
ただ、まだ30分経っていないので今の段階ではまだ早いです、それに再起動して直るとも限らないので最終手段に取っときましょうって言っておく。
その後、20分経とうとした時、上司が「サイト表示できた」と教えてくれる。WordPressの更新画面はまだファイル更新中のままであるがどうやらサイトが表示できるようにはなったらしい。
ただ単に画面が固まってるだけで本当はWordPressのアップデートが完了してるのかも?って思って更新ボタンを押してみると何かいけてるっぽい。いや?なんかおかしくねえか?
なんか違和感があるので調べていたらダッシュボードで「更新に失敗しました」という表示を見つけた…。
かなりやばい感じだが、もう一回更新すれば直りそうな気がしてもう一回WordPressのインストールを試す。
また同じ感じでめちゃくちゃ時間がかかる…かと思ったら通常と比べてだいぶ時間がかかるもののじわじわ進んで3分ぐらいで更新完了。
更新に失敗しましたの文字も消えて最新版のWordPressにバージョンアップ出来た。
やっと動悸が戻り、幽体離脱仕掛けていた魂が身体に戻ってきた感じ…。
今回のトラブルのまとめ
この後は、MW WP Formのタグがちゃんと入って無くて全然送信できない問題があったもののなんとか作業完了。なぜかテストサイトではちゃんと動いていたのに本番では動かない…どういうこと?逆になんでテストサイトでは動いたん?
ほんとよくわからないトラブルが続く…すんなり行かんなぁ…。
なんで毎回普通にあっという間に終わるWordPressのアップデートでこんなに時間がかかったのかを考えてみたが、どうもいつもはエックスサーバーでやってるから異常に早いだけのような感じがする。
今回はGMOのサーバーで普段からWordPressとの相性がそれほどいいわけでもなく、エックスサーバーと比べるとかなり挙動が遅い気がする。
そんな何か相性が悪いWordPressのバージョンアップで急に4.7から6.4までジャンプアップしたものだから色々なところでめちゃくちゃ時間がかかることになり、焦って完全に終わらない状態で更新ボタンを押したりしたもんだから更新失敗になってしまったのかもしれない。
GMOのサーバーでWordPressのバージョンアップを行う際は人が全くサイトを見ていない時間帯に1時間ぐらい止まっても放置してバレないタイミングでやった方が良さそうという結論に至った。
ということで次回は午前4時から午前5時のタイミングで作業することにしたい。
まじで更新が止まった時、恐怖で寿命が縮む思いをした…。
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