ワードプレスの使い方がわからないウェブディレクター
最近やっている案件の担当者(代理店)がワードプレスの使い方を全く知らなくて本当に辛い。
ワードプレスってのはこのブログもそうだけど全世界で使われているブログCMSであり、企業のサイトでも使われるぐらい普及している今のウェブ制作に欠かせないオープンソースのソフトである。
そんなソフトをウェブディレクターがまともに使えないというのは本当に勉強不足も甚だしいと感じてしまう。
画像のサイズ変更すら出来ない
今回作ったサイトのワードプレスでの更新マニュアルを作ってくれとのことで、3万円払うってことだったので一応ちゃんとしたものを作った。
どこを更新したらどこが変わりますみたいなキャプチャーを使ったマニュアルで、わかりにくいところはかなり丁寧に注釈を入れて書いた。
それを使ってもらって今回このディレクターに新着情報記事を作成してもらったわけであるが画像のサイズが小さくなるという報告を受けた。
調べてみたらどうやら画像サイズ中(300×200)を使って表示させているらしい。大きい画像を使う場合は画像サイズ大かフルサイズを使えばいいだけなのだが中を使って表示させているのでかなり小さくなっている。
いや、そんなのマニュアルに載せるべきことでしょうか?この機能ってワードプレスのデフォルトの機能なので今回作った部分とは全然関係ない部分である。
マニュアルには画像をアップする時はメディアの追加からやってねぐらいのコメントだけ書いといた。
まさかそんなところで迷うなんてこっちは考えてないよ。とりあえず本屋に行ってワードプレスでのブログ作成についての初心者向けの本を一冊読んでくれれば大体のことはわかると思う。
バグじゃなくて入力ミスやん
更に報告があり、今度は画像が勝手にスライダーになるってことだった。確かに今回の仕様では画像を2つ以上使った場合、自動的にスライダーになる仕様なのだが一個しか画像を使ってないのに勝手にスライダーになるという。
そんなはずはないだろってことで調べてみたらなんと画像一個しか無いのに入力欄の2個目に画像を設置している。
いや、見たらわかると思うんだけど。1個目に設置せずに2個目に画像を設置してるのはおかしいな、だから勝手にスライダーになるんかな?と気づかないかな?
確かに1個目に画像を入れずに2個目に画像を入れたり3個目に画像を入れたりしたらエラーが表示される作りになってるのが理想だけどそんなおじいちゃんおばあちゃんとかが使うわけではない担当者が使うソフトにそこまでやらんよ。
しかも予算が少なすぎて完全に赤字のプロジェクトで万人がちゃんと使えるレベルのソフトは作れない。そういうソフト作るのならスクラッチで作るわけだから予算100万とかそんなレベルでは収まらない。300万以上からである。
本当に仕事なんだからもうちょっとちゃんとやってほしい。
まとめ
今回はウェブディレクターがあまりにもウェブのことをわかっていなくてほんましんどいって話だったが、営業とかも結構こういう人が多い印象である。
特に女性のウェブ関係者はウェブ関係者なのにインターネットのことを何も知らないって人があまりにも多い気がする。コーディングの話になるとそれは勝手にやってとかいうデザイナー、明らかに無茶な納期で無茶苦茶な仕様の案件を引き受けてくる営業。
最低限のウェブの知識がないと最終的に困るのは自分自身なのではないだろうか?
私の元同僚のウェブデザイナー兼ウェブディレクターは家にパソコンが無いと言っていた。スマホで何でもできるからいらないという。
いや、家でも勉強しろや!と思うよね。職場で勉強できるのが理想だけど復習したり、色々と試してみたりとかこのブログみたいに備忘録みたいなのを作るとかそういうことを全くやろうとしてないということだから。
俺は初心者の頃から家のパソコンにアパッチインストールしてローカルでPHPの勉強をしていたよ。ウェブデザイナーでもPHPのことを知っとかなきゃと思っていたし、ICPとかの勉強とかSQL使ってデータベース作ったり…。
そこまで深く勉強しろとは言わないけど最低限顧客に色々教えることができるレベルでわかっとかないとあかんやろ。お客と同じレベルの脳みそでディレクター語ってるのはおかしすぎると思う。
この世界は本当に差が大きすぎて辛い。そんなディレクターが俺よりも高い給料をもらっているのかと思うと泣けてくるよ…。
とりあえず、もってても意味ないと言われがちなITパスポートという国家資格を持ってない人間はウェブディレクターやウェブサイト営業などの仕事につけないようにするとウェブ制作の現場が大分楽になるのではないだろうか。
基礎の基礎がない人間も参加できてしまうこの状況が辛い現場を生み出している気がする。
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