怠け者こそがプログラマーに向いている!
どこかで聞いた名言だが、「プログラマーは怠けるためにどんなめんどくさいことでも必死でやる」というのがあった。
この名言の通りのめんどくさがりの怠け者である私はプログラマーに非常に向いていると感じる。
ちょっと最近の事例を挙げてみよう。
700箇所のURL変更作業
コーダーと言う仕事をしているとちょいちょいマジでエグい更新作業が来る。結構大きい機械メーカーのサイトなのだが製品数が多いので年次更新の作業箇所がマジで半端ないことになる。
今回も200製品位ある商品のウェブカタログのURLを変更するということで数えてみたら700箇所程度になった。
ソースコードを見るとどうも一箇所一箇所全部URLを直で書いているようだったのでエクセルからコピってきて貼り付けという途方も無い面倒くさい作業をこなし、確認して間違ってたらまた変更して…という無茶苦茶めんどくさい作業である。
まぁ私ぐらいのコーダーになると面倒くさいだけの単純作業は誰にでも出来るというわけで外の人にぶん投げる事ができる。時給1000円で真面目にコツコツやってくれる元コーダーの主婦とかシュフティってサイトを使えばすぐに見つけることが出来るからである。
私の時給は2300円なので会社としても私がこんな安い仕事をするよりもっと他の仕事をさせた方が生産性が高いからである。なので上司に言えば普通に外注費を出してくれる。
ただまぁ今回はひらめいたので全部PHPでやることにした。
やり方はまず送られてきたエクセルのリストをCSVデータに変更して、商品ページのURLとCSVデータの商品名のURLを比較して同じだったら表示と言うロジックである。
非常にシンプルな仕組みなので簡単にやれそうと思って久しぶりにPHPでコードを書いた。
問題は1ページに2製品分掲載しているページでURLも2製品合わせた形になっている…まぁしょうがないのでURLに製品名が含まれているかどうかと言うロジックに書き換えて対処。
結局このソースを書くのに1日ぐらいかかってしまったが200ページの変更を1日で出来たと考えると多分時間短縮にはなっている。というよりもクソ面倒な地道な作業をしないで済んだというだけでもしも時間が短縮できていなかったとしても割りに合っていると思う。
もし半年後とかに製品URLが変更になりましたのでまた同じ作業お願いしますと言われた場合、CSVの変更だけで済むので無茶苦茶楽に終わる。多分時間は10分の1になる。お客に対して出す見積もりは同じでもいいし、半額にしてもいいだろう。半額でもものすごい美味しい仕事になる。
自動化出来るところは全部自動化
この仕事をやっていると時々いついつの何時に更新してくれという依頼が来る。情報解禁のタイミングがあるらしいのだがぶっちゃけ忘れることも多いし、その時間が夜中だったりするとわざわざスタンバイしているのもアホらしい。
そんなわけで時限装置的なコードを用意する事が多い。PHPで書く事もできるし、PHPが使えない場合でもジャバスクリプトで時限装置を作ることも可能。
この時限装置によって毎週更新のあるスポーツイベントのサイト更新を全て自動化することが出来た。一年分の日程を全てリスト化して毎週自動的に来週の試合を出すロジックにしたので一年分を一回更新すればいいだけになった。
我ながらよくやったと思う。無茶苦茶考えてものすごいシンプルなソースで書いたおかげでもはや自分でも二度と同じものを作れないと思う…1年に一回しか更新無いし…。
怠惰なものこそプログラマーに向いているのまとめ
マジで真面目なやつはプログラマーには向いていないと思う。どんな仕事でも「これ自動化出来ないかな?」と考える癖がついているめんどくさがりやがプログラマーに最も向いている人間だと思う。
私は基本的に全てのことがめんどくさく感じて、常にどうやってサボれるかを考えて生きている人間なので、1日で出来そうな単純労働をする場合、2日かけてプログラミングで出来るなら2日かける。プログラミングで解決出来ることなのに単純労働をするのは悪だと思っているから。
思えば私が販売員だった頃から新商品発売による売面入れ替え作業とかマジで単純労働過ぎて嫌だったし、棚卸しとかひたすら単純作業で地獄だったのを思い出す。
プログラマーになったのは私が怠惰故になるべくしてなったのだろう…。
感謝→Amazonの履歴を御覧いただきありがとうございます。収益はサイト運営に大切に使わせていただきます。
コメントを残す