ソリッドとは通常空洞(ブランク)になっている竿の中身が全部つまっているものを言う。
竿自体のことをブランクスと呼び、カーボンロッドの通常の製造工程では鉄芯にカーボンシートと呼ばれる紙の様なものを巻きつけて窯で焼いて製造する。その為、中空になる。
ソリッドの竿は中身が詰まっているため重くなりやすく、アタリを感じる釣りには向かない。へち竿やワカサギ竿のような竿は繊細なアタリを目で見てとるため、柔らかく作ることの出来るソリッドを使うことが多いが柔らかすぎて手ではアタリが取れない。
メリットとして、
・魚の乗りがよい。
・粘りが強く、折れにくい。
というのがある。
通常、ルアーロッドにおいては軽さを優先させるためオールソリッドの竿は少ない。トップウォーター用などは乗りを良くする為にオールソリッドが見られるが通常はブランクの竿のトップ部分を切って竿先だけソリッドになった竿になる。
このためつなぎ目でアタリが吸収され、さらにアタリがとり辛くなる。感度というよりは乗りを最優先させた竿となる。
ただし、メバルやアジなどの小さな魚を狙う時、シーバスのバチ抜けなど非常に弱弱しい食いの時はブランクでは獲れないバイトを拾え、最強となる。