シンキング⇔フローティング
ルアーにはフローティング、シンキング、サスペンドがあり、それぞれ浮くルアー、沈むルアー、水中に漂うルアーとなる。
フローティングは浮くルアーで素材が軽いルアーはフックやウェイトをつけても止まった状態で水面を漂う。多くのものは巻くと潜るがトップと呼ばれる水面を泳ぐルアーもある。
フローティングのルアーにもハイフロート系のルアーと素材的にゆっくり浮くスローフローティングの物があり状況によって使い分けることが出来る。
ハイフロート系の素材はボーン素材と呼ばれる白いプラスチックだったり、バルサと呼ばれる非常に軽い木材だったりする。こういった素材は動きがキビキビしていてアピール力に長ける。クランクベイトなどの素材によく使われる。
シンキング
シンキングというのはフローティングの反対で沈むルアーのことである。
カウントダウンというメソッドが使えるのがこのルアーの特徴で、水深のあるエリアなどでは有効である。
カウントダウンというのは底まで沈むのに何秒かかるかを数えておき、仮に43秒かかったとして、その水深が20メートルの場合10メートル付近を攻めたければ単純に21.5秒沈めた状態でリールを巻き始めればよいということだ。10秒しか沈めなかった場合は約5メートル付近を狙うことが出来る。
カウントダウンメソッドだけが重要なわけではなく、シンキングの方がフローティングよりも重量があるため、飛距離が稼げることや、重量があるためフローティングのルアーよりも落ち着いた動きになるなどの特長があるので同じルアーでもフローティングバージョンとシンキングを使い分けることで釣果を伸ばすことが出来る。
シンキングかフローティングかを店先でどう判断するかというとパッケージにFと書かれている物がフローティング、逆にシンキングタイプはSとかかれている。
ちなみにサスペンドタイプはSP。他にもSS(スローシンキング)、SSS(スーパースローシンキング)などメーカーによって表記が異なることもある。
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